夏といえばBBQ。
ジュージューと焼ける肉の横で、さりげなく存在感を放つのが「夏野菜」。
彩り、栄養、食感のアクセントとして欠かせない存在ですが、実は**“焼いておいしい夏野菜”には相性の良し悪しがある**のをご存じでしょうか?
水分が多すぎるとベチャッとなったり、皮が焦げやすかったり、逆に火が入りづらかったり……。
だからこそ、BBQで「これはうまい!」と唸らせてくれる野菜には、それなりの理由とポテンシャルがあるのです。
今回は、BBQシーンで活躍する夏野菜たちの中から、焼いて一番おいしい“BBQ最強野菜”を決めるべく、食感・甘み・香ばしさ・扱いやすさなど多角的に検証していきます!
トウモロコシ——甘み×香ばしさの鉄板王者
焼きトウモロコシは、BBQの“顔”とも言える存在。
皮ごと焼いて蒸し焼きにしたり、バター醤油で仕上げたり、香ばしさと自然な甘みのバランスが最強クラスです。
- 外側が焦げても中はしっとり
- 子どもから大人まで大人気
- 味のアレンジもしやすい
手間はかかるものの、そのぶん主役級の満足感を与えてくれる野菜です。
ナス——とろける食感の“隠れMVP”
BBQの炭火でじっくり焼くと、ナスの中身がとろっとクリーミーに変身。
油とも相性抜群で、シンプルな塩焼きでも驚くほど旨みが引き出されます。
- 火が通ると甘みが増す
- 薄切りにしてグリルすると肉のような満足感
- 焦げやすいので焼きすぎ注意
地味に見えて実力派。BBQ玄人には欠かせない一品です。
ピーマン・パプリカ——肉厚でジューシー
意外と焼きやすく、ほどよい苦味と甘みのバランスがクセになるのがピーマン・パプリカ系。
赤・黄・緑で色味が豊かになるため、見た目にも華やかさを加えてくれます。
- 半割にして焼くだけでOK
- チーズや肉詰めのアレンジも◎
- 火の通りが早く、BBQ初心者にも扱いやすい
大人のBBQには欠かせない彩り&味わいです。
ズッキーニ——焼くとわかる“万能さ”
薄切りにして軽く焼くだけで、ほのかな甘みと香ばしさが引き立つズッキーニ。
水分は多いけれどベチャつかず、味のなじみも良いので、オリーブオイルや塩胡椒だけでも美味。
- 丸くカットしてグリルすると見た目も◎
- 食感が軽くて箸休めにもぴったり
- 肉の脂とも好相性
BBQに「ちょっと野菜が欲しいな」という時に抜群の使い勝手です。
玉ねぎ——甘みの変化で驚かせる
じっくり焼いた玉ねぎは、辛味が飛んで甘みが凝縮され、意外性のあるおいしさを発揮します。
輪切りにして網の上で弱火でじっくり焼くのがポイント。
- 肉の付け合わせにぴったり
- 食感に厚みが出て満足感も◎
- 少し焦がしても甘みが増す
他の野菜にない「甘さの変化」を楽しめるのが魅力です。
まとめ:最強のBBQ野菜は“トウモロコシ”、でも…
今回のNo.1はやはりトウモロコシ。
甘さ、香ばしさ、満足感のどれをとっても王者級の実力です。
ただし、焼き加減にコツがいるため、準備や火力調整がしやすいBBQ中盤〜後半がベストタイミングです。
とはいえ、ナスのとろける食感、ピーマンの苦味、ズッキーニの万能さなど、どの野菜にもそれぞれの“勝てるシーン”があります。
バランスよく組み合わせれば、BBQの野菜タイムは格段に楽しく、美味しくなります。
「野菜=脇役」ではもったいない。
この夏は、“野菜を主役にするBBQ”で盛り上がってみてはいかがでしょうか?